銅の種類
Cu=銅 Sn=錫 Zn=亜鉛 Ni=ニッケル
| 純銅-copper | Cu99.9% |
純銅はとても軟らかく加工がし易い、金属工芸作品にもよく使われ、特有の銅色を持つ、煮色仕上げにより熟れた柿色になり、錆ると緑青を出しそれ以上腐食しないように保護膜となる。緑青はきれいな緑色をしたもので、金工作品の仕上げとしても多く使われている。
| 青銅-ブロンズ-bronze | Cu85~96% | Sn4~15% |
銅に4%~15%の錫を合金した金属。他にも銅に錫と亜鉛を合金することにより、切削製、耐食性を高めたものもある。銅に錫、亜鉛を含ませることにより、鋳造時、湯の流動性を高めるためにもブロンズが用いられる。
| 真鍮,黄銅-brass | Cu60~70% | Zn30~40% |
黄色い銅、切削製に優れ、建築金具、楽器などに使われている。銅に亜鉛を6対4の割合で合金したものを六四真鍮と呼ぶ、金工作品では銅、亜鉛を7対3で割った七三真鍮が使われ、煮色仕上げすると暗い緑色になる。
| 白銅、洋白 -German silver -Nickel silver | Cu80~92% | Zn数% | Ni8~20% |
銅とニッケル8~20%と亜鉛の合金、銀白色で銀に似ていることから洋銀とも呼ばれる。銀の一種に間違われるが銀は入っていない。英語ではジャーマンシルバー、ニッケルシルバーと呼ばれる。
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